ひとり旅とコインランドリー

頻度は別として、私は旅行が大好きです。

出歩くことが大好きです。

知らない場所に行くことが大好きです。

 

去年、引っ越しのため、前に勤めていた会社を退職しなければならず、転職先がなかなか決まらずに、無職になって2ヶ月目くらいの時に、これまで散々思い描いていた海外ひとり旅をしました。

 

出発5日前くらいに思い立ち、航空券とホテルを別々に予約して、変圧器を東急ハンズに買いに行ったりして出発しました。

 

ヨーロッパの一ヵ国、3都市の一週間ほどの旅行です。

 

どのような旅行をイメージしていたかと言うと、高校時代にたまたま読んで、死ぬほどハマりまくった、ある人が書いた旅行エッセイで紹介されていた街並みを回ってみよう、その人が感じたことを私も体験してみようということで、観光地にはいっさい目もくれず、普段の街の生活にできるだけ馴染むような旅です。

 

時間に余裕もあるので、乗り継ぎをして空港だけでも、行ったことのない国に降り立ってみようか、と最初は考えていましたが、信頼の全日空ANAのマイルも貯めているので、ANAの直行便を使いました。

朝出発、夜帰国便のタイムスケジュール的にも最高な便を予約しました。

往復とも平日便で、価格もリーズナブルでした。

 

旅の始まりと終わりにANA、快適すぎました。ありがとう!全日空のファンです!

 

旅行の出来事は、たくさんありすぎて、書ききれないので、時に大きな発見を書きます。

 

2つ。

 

ひとつめ。

コインランドリー、どんだけ役立つねん!!

です。

食器とか重たいものばっかり手に入れる予定だったし、ひとり旅でスーツケース重すぎたらあかんし、荷物少なめにと思い、衣類はかなり少なめでした。

ホテルで洗濯しようと思って料金表を見たら、ワンピース一着1000円くらいで断念。

そこで、コインランドリーが近くにないか探したところ、徒歩10分弱の場所にあり、翌朝いちばんに、スーパーでどでかい洗剤を購入し行ってみたところ、すんごい良かった!

何が良かったかというと、前日の服が一時間ほどできれいに、いい匂いになる。

洗濯の待ち時間に、今日の計画たてられる。

ホテルに近いから、一回ホテルに洗濯もの置いてでかけられる。

クリーニングに来た人と、ほんの少し交流できる。

 

5日間毎日通った結果、初めてそこのクリーニングを利用する、機械の使い方わからない人に、使い方をレクチャーしたり、洗剤持ってきてなくて自販機で一回分の洗剤購入しようとする人がいれば、私のどでかい洗剤を使ってもらう、最終日には、余りまくったどでかい洗剤をおじさんにあげる、など、勝手にコインランドリーの番人的な役割を果たし、オーソドックスな、ハードスケジュール旅行では経験できないちょっとした思い出ができました。

私にとっては、かなり特別な、大切な思い出です。

コインランドリーの使い方も、便利さもわかったので、旅する時は、コインランドリー&駅に近いホテルを絶対使います。

まじで、よかった、コインランドリー!!!

 

ふたつめ。

観光地めぐらず、エッセイ中心のひとり旅、どんだけおもろいねん!!!

です。

 

20年以上前のエッセイを頼りに、街のおいしい老舗パン屋さんやパブやレストラン目指して歩くの、死ぬほどテンションあがる。

海外でニオイも文化も人種も違う場所に行くだけで、鼻血がでるほど嬉しいのに、ひとり旅では、他人には理解されない、そこ行く意味あるんか?と言う場所やとおりを、勝手気ままに、じゅうな順序で、遠回りも往復もしながら歩ける。

さりげない、現地の生活感を感じることができたり、単なる高級住宅街を歩くだけでも、この旅の価値は、ありました。ありすぎました。

泣けるほど方向音痴で、足もげたんちゃうかと思うほど、歩きまくりました。

google mapを使っても間違えることは日常茶飯事ですが、このひとり旅では特にgoogle mapのすごさを痛感しました。

ありがとう、グーグル様!!これ、まじで!!

これがなければ、今回の旅は絶対に成立しなかった!!

バスも乗り回すことができました。

 

とにかく、ひとり旅、もっと頻繁に行っとくべきやった!!と思ったのです。

 

そして今、海外旅行どころじゃない状況になり、もう当分ヨーロッパ旅行なんてできないと思いますが、また同じルートをいつの日か辿りたいと夢見ています。